
アメリカ北東部を中心とする北半球寒帯の湿地帯に自生しており、ブルーベリーと同じツツジ科の常緑低木に属します。その名前の由来はいろいろありますが、アメリカ大陸の入植者であったピルグリム達がクランベリーのピンクの花を見て、鶴(crane)の頭とくちばしに似ていることから、“Cran-Berry”と名付け、それが後に“Cranberry”となったといわれています。古くからネイティブアメリカンにより食糧や染料、薬として利用されています。
クランベリーにはアントシアニンだけではなく、Aタイプ-プロアントシアニジンというポリフェノールも含有している為、抗酸化力がとても強い食品と言われています。また、食材としてばかりではなく、尿路感染症の予防のために利用されてきました。これは、クランベリーに多く含まれるキナ酸が体内で代謝され馬尿酸となり尿を酸性化することで細菌の増殖を抑制するためだといわれています。また、最近の研究ではクランベリーの特有のポリフェノールであるAタイプ-プロアントシアニジンが尿路上皮への細菌の付着を防止する働きがあることが明らかになってきています。これらのことにより尿路感染症を予防することがわかっています。
他の効能としては、歯肉炎、歯周病予防に効果があると言われています。口内でも細菌の付着を防止する働きがあり、口内の細菌量を減少させる働きがあります。そのため、歯肉炎の最大の原因である歯垢を防ぎます。
クランベリーに含まれる特有のポリフェノール(Aタイプ-プロアントシアニジン)と有機酸(キナ酸、クエン酸、リンゴ酸など)が持つ抗酸化作用や血流改善作用などによって、肌のはりや透明感などの肌状態が改善されるとともに、むくみ、冷えといった体調も改善する働きがあると言われています。
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クランベリーには抗癌作用があると言われているフラボノイドや、アントシアニンなどが豊富に含まれています。また、ウエスタン・オンタリオ大学の研究者がクランベリーを餌として与えたラットとそうでないラットで肺がんの腫瘍の数を比べたところ、クランベリーを与えたラットの腫瘍の数が少なかったとして、腫瘍の進行を遅らせる効果があると報告しています。その他、肺やリンパ機能へのガンの転移を減少させる効果があるとされています。
クランベリーで日本人の3大死因の1つであるガンを予防することができるかもしれませんね!
最近話題のピロリ菌ですが、正式名はヘリコバクター・ピロリ菌といいます。日本人の50%以上が感染していると言われているH.ピロリ菌は、胃・十二指腸潰瘍の発症と深い関係があることが知られています。H.ピロリ菌自体は胃内でアンモニアをつくり酸を中和させることで胃酸から身を守り胃粘膜層で棲息しています。胃の出口=幽門部(ピロリ)周辺に住み着くため、この名前が付けられました。発症のメカニズムについて未解明な部分が多くありますが、胃粘膜層で増殖することが胃粘膜に多大なる障害を与えているものと考えられています。クランベリーに含まれるプロアントシアニジンは、これらのピロリ菌による胃炎などの発生を防ぐといわれています。