
アミノ酸は、体を形作るタンパク質の構成成分で、細胞内や血液中にも存在し、様々な役割を担っています。体の構成成分となるアミノ酸は20種類で、その内の9種類は必須アミノ酸と呼ばれています。
必須アミノ酸とは、体内で作ることができないために、食品から必ず摂取しなければなりません。
アルギニンは生体で産生された過剰のアンモニアを尿素に代謝し排泄する「尿素サイクル」の構成要素として降アンモニア作用を有します。肝臓の解毒作用を円滑にする作用があるため、アルコールの分解も早めます。
アラニンは、アルコールの代謝に関わるアミノ酸で、肝臓の栄養分となり、肝障害を抑制する働きがあります。

お酒を飲むと、肝臓でアルコールの分解が行われます。普段、肝臓は、グリコーゲンをエネルギーとして、アルコール代謝を行っています。しかし、たくさんお酒を飲むと、
肝臓はグリコーゲンをうまく使えなくなり、アルコールの分解がうまくできません。そこで、活躍するのが、アラニンです!
アラニンは、グリコーゲンがエネルギーとしてうまく使えなくなると、最初にグリコーゲンに代わって、肝臓のエネルギーとなり、アルコール分解をスムーズにいくようにします。
アラニンは、体内で作られる非必須アミノ酸なので、欠乏することはないですが、お酒をたくさん飲むと、体内のアラニンがどんどん使われていることを忘れないでくださいね。
こんな実験をしました。
ラットにたくさんのアルコールを飲ませておいて、そのあとアミノ酸を与えると、アラニンとグルタミンが優先的に吸収されました。
この実験から、アルコール代謝にはアラニンとグルタミンが大きく関わっていることがわかりました。
体の中で発生した老廃物(窒素化合物)は、肝臓で分解されます。この分解が行われる時に、活躍しているのが、アルギニン。
しかし、アルギニンが不足していると、肝臓に負担がかかります。アルギニンが不足している状態でお酒を飲むと、アルコールを分解する肝臓に、さらに負担がかかります。
アルギニンがあることによって負担は軽減。肝臓に余裕ができるのでアルコール分解しやすくなります。結果、肝機能をアップさせ、アルコール代謝を高めるのです。