健康辞典「栄養成分のこと」

カフェインはお茶、コーヒー豆、カカオ、ガラナ、マテ茶などに多く含まれるアルカロイドの一種で、プリン環※1を持つプリンアルカロイドです。
天然の素材で覚醒作用を持ちます。カフェインは1830年にドイツのルンゲによってプリンアルカロイドから分離され取り出されました。医薬品として「日本薬局方」にも掲載され、適応症状としては眠気、倦怠感、腎性浮腫、偏頭痛、高血圧性頭痛などが挙げられます。
食品添加物としては、苦味料等として利用され、基源はアカネ科コーヒーの種子(コーヒー豆)、又はツバキ科お茶の葉より、水又は二酸化炭素で抽出し、分離、精製して得られたものとされています。
※1)アルカロイドの一種です。
同じ運動でも、人より多く脂肪を減らせたらよいと思いませんか? 実は、カフェインには、そんな夢のような話を現実にする効果があるのです。脂肪は、リパーゼという酵素によって分解されるのですが、カフェインはこのリパーゼを活性化してくれます。それによって体内の貯蔵脂肪が分解されて血液中、さらに筋肉中に送り込まれ、エネルギーとして消費されやすくなります。この効果は、運動前に摂ると特に効果が高いことが確認されています。
運動前にカフェインをたくさん含む飲み物を飲む習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
多くの人が一度は経験したことのある二日酔い。原因は、アルコールが肝臓で分解されて水と炭酸ガスになる途中でできるアセトアルデヒドという物質です。このアセトアルデヒドが神経を刺激するので、頭痛などの症状が起こります。
このいや〜な二日酔いを早く治めてくれる効果が、実はカフェインにあるのです。カフェインは、肝臓や腎臓の働きを活発にし、アセトアルデヒドを早く分解してくれる作用があります。さらに、利尿作用もあるので、アセトアルデヒドを早く体の外に出すのに役立ってくれます。
飲みすぎた次の日の朝、コーヒーが飲みたくなったことはありませんか?
あれは、体が自然にカフェインを求めているのかもしれませんね。
カフェインは、一種の興奮剤であるということから、健康に良くないのではと疑う人も少なくないようです。しかし、実は様々な健康効果が期待できる成分なのです。カフェインには、血液の流れを促進したり、利尿効果を高め、目覚めをすっきりさせる効果があります。また、血流が促進されるので、冷え性や肩こりの改善にも期待ができます。
他にも、血圧を安定させる効果もあります。低血圧の人には、心臓の拍動を高め血流を良くして血圧を上げ、高血圧の人には毛細血管の拡張作用で血流を良くして血圧を下げて、血圧を正常値に戻すのに役立ってくれます。
また、カフェインにはアルコールのような依存性はないので、カフェインをたくさん含むコーヒーやお茶などを一日数杯飲んだり、カフェイン入りのドリンク剤を一日に決められた量を守って飲む程度ならば、毎日飲んでも「カフェイン中毒」になることはないので安心してくだいね。