健康辞典「栄養成分のこと」

ウコンは熱帯アジアに分布し、インド、沖縄、中国東南部や東南アジアで栽培されているショウガ科クルクマ属の宿根草です。生姜に似た大きな根塊(根茎)を持っています。
主として食用に利用されるのをはじめ、古来よりアーユルヴェーダ(インドの伝統医学)やジャムー(インドネシア漢方)、日本や中国では漢方薬などにも利用されてきました。日本人になじみが深いのは春ウコン(キョウオウ)、秋ウコン(ウコン)、紫ウコン又は白ウコン(ガジュツ)です。特に秋ウコンに多く含まれているクルクミンは、春ウコンの量の約5倍、10倍とも言われ、胆汁の分泌を促進する作用や利尿作用があります。
又、肝炎をはじめとした肝機能障害に有効であり、胃・十二指腸潰瘍の原因とされるヘリコバクター・ピロリ菌の繁殖を防ぐ作用もあります。
お酒の分解を促してくれるのがウコンだというのはもう、有名な話ですね。お酒を飲むと肝臓でアセトアルデヒドという物質ができます。お酒を飲んだ次の日もこのアセトアルデヒドがまだ体内に残っていると、二日酔いになります。ウコンの中に含まれるクルクミンはこのアセトアルデヒドの分解速度を速めてくれるのです。
さて、このクルクミンですが、脂溶性なので油ものと一緒に摂ると吸収率が高まります。油で調理されたおつまみが大活躍してくれそうですね。しかしお酒の飲みすぎ、おつまみの食べ過ぎはほどほどに。
女性にとって、シミは大敵です。シミはメラニンを含んだ古い角質が剥がれずに肌の表面に残ったものです。もちろん、このメラニン生成の原因は紫外線。そこでこんな研究の結果がわかってきました!ウコンに含まれるクルクミンがなんと、メラニン色素の生成を抑える働きがあったのです!!これはクルクミンが私たちの体内の害となる物質をやっつけてくれる作用(抗酸化作用)によるものです。このクルクミン、とても強い抗酸化作用を持ちます。
この抗酸化作用を用いて、インドではウコンの根の部分を使ったパックが主流だそうです。美白・お肌のツヤなどの効果があります。結婚式ではお祝いにかけつけた参列者が花嫁の顔に、ウコンで作られたペースト状のものを塗るという儀式があるそうですよ。花嫁さんのお肌にハリを持たせて、白く美しい肌にし、そして清めて、新郎のもとへ送り出すという意味があるのだとか…。
女性はいつまでもきれいな肌で過ごしたいと願うものです。シミよ! 撃退!