健康辞典「栄養成分のこと」

18種類のアミノ酸からなる特殊な組成を持つたんぱく質です。
トリプトファン以外の必須アミノ酸を含み、特に子どもの成長に欠かせないリジンを多く含んでいます。体内に存在するたんぱく質の約1/3がコラーゲンであるといわれ、細胞と細胞の隙間を埋める線維状たんぱく質として、皮ふや骨、軟骨、腱など結合組織の主要な成分となっています。
食品に用いられる場合、コラーゲンは消化・吸収されにくいため、酸又は酵素により加水分解された吸収率の高い「コラーゲンペプチド」が利用されています。
骨粗しょう症とは骨量・骨密度が極端に減少し、骨が脆くなった状態をいいます。そのため骨の強度は弱くなり、少しの衝撃でも骨折しやすくなります。この疾病は加齢と共に罹患率が高くなります。特に女性では閉経後に急速に骨量が減少し骨粗しょう症となる割合が増加します。
骨は結合組織であるコラーゲン繊維が束になった網に、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが絡みついて形成されています。つまり、骨の健康を考えるなら、カルシウムやマグネシウムだけでなく、コラーゲンの積極的な摂取も大切だと言えます。
こんなデータがあります。
1950代に行われた欧米での臨床報告では、毎日約7gのゼラチン(コラーゲンを加熱して濃縮乾燥させたもの)を爪の弱い患者に与えたところ、数ヶ月後には回復するものが多かったとされています。
ネイルアートなどが女性の関心を集めている昨今ですが、それとは逆に爪に栄養素がいきわたらずボロボロになってきている人も多いと言われています。
データからわかるように、コラーゲンとは美容や骨形成だけでなく爪にも大切な栄養素なのです。
コラーゲンは18種類のアミノ酸から構成されるたんぱく質で、トリプトファン以外の必須アミノ酸をすべて含みます。
最近、コラーゲンの美容・美肌効果が話題となり、健康食品をはじめとする様々な食品にコラーゲンが配合されるようになりました。普段の食生活でも摂取量の多少こそあれ、ゼリーや煮こごり、スープなどに含まれるトロミ成分(ゼラチン)として口にしています。
摂取過剰による副作用などは報告されていませんが、調理をする際にはトリプトファンが沢山含まれている食材(ホウレンソウ、ニラ、柿など)と一緒にすることでアミノ酸バランスを良くし、効率良く摂取することができます。