健康辞典「栄養成分のこと」

グルコサミンは体内でエネルギー源となるグルコースとアミノ酸のひとつであるグルタミンからつくられるアミノ糖の一種です。
動物体内では、プロテオグリカンの形で関節軟骨や結合組織、腸管、脳など多くの組織に存在し、弾力性や柔軟性を維持するために働く物質として重要な役割を果たしています。
通常、私たちは魚や肉など食品の成分として摂取しており、その一部は消化管で分解、吸収されます。
変形性関節炎は加齢や過激な運動により関節軟骨が損傷を受け、関節軟骨が変形または損傷してしまう病気です。この関節炎の改善、予防には関節軟骨の構成成分であるグルコサミンを摂ることが有効であるとされています。
実際にヨーロッパでは10数年前から変形性関節炎に対する医薬品として認可され、ロッタ社(イタリア)を中心に治療薬として利用されており、多くの治療効果が報告されています。また、アメリカでは1997年にJ.Theodosakisらが変形性関節炎の治療方法としてグルコサミンを紹介したのを機に、栄養補助食品として脚光を浴びるようになりました。
もともと体の中でつくられる成分なのになぜ食べ物から補給する必要があるのでしょうか。
ひとつは材料となる栄養素が不足している場合、もうひとつは体内のグルコサミン需要と供給のバランスにあります。
需要が増えるケースとして、加齢に伴う関節軟骨の磨耗や運動による関節の酷使などがあげられます。供給量が減るケースでは、年齢とともにグルコサミンの合成能力が衰えてくることがあげられます。
そのため摂取不足ならびに合成能力低下をかばうため、グルコサミンとしての摂取が必要となります。
皮ふにはコンドロイチンやヒアルロン酸が含まれていて、皮ふの弾力や保水に役立っています。赤ちゃんの肌がみずみずしく、きめ細やかなのはこの成分が多く、保水力が高い証拠です。
このコンドロイチンとヒアルロン酸の成分がグルコサミンであり、グルコサミンを摂取する事によってこれらの合成が盛んになります。よってみずみずしく、きめ細やかなお肌を取り戻せるのです。